スポーツの力で何ができるのか?
おはようございます。
今回は「スポーツの力で何ができるのか?」について、書いてみたいと思います。
その前に、今回の「スポーツの力とは?」何をさしているのかというと、
①スポーツをする事で元気になる
②スポーツ観戦をして選手から元気をもらう
③スポーツを支える事でやりがいを感じる
などです。どれに触れても、ポジティブな「力」を感じると思います。
スポーツに参加したり、観戦したり、支えたりと、この「力」をもっと役立る事ができないかと考えていて、例えば、過去にはリラクゼーションチャリティーイベントを開催した事があります。
スポーツ・リラクゼーション専門学校の生徒さん達と一緒に、「整体、リフレクソロジー(フット)、ハンドセラピー、ストレッチセラピー」などの施術を一律500円で提供して、経費を差し引いた分を「ドクターヘリ運営会社」に寄付をしました。
このような、「力」を発揮できるサービスの「力」を使って募金活動をするのも一つのやり方だと思います。
このサポートも、もちろん今後考えていますが、もう少し直接的というか、そのままスポーツの熱量を持ってスポーツそのものに触れていく形の、サポートができないか?と考えています。
ただ、この時に注意しないといけないのが、「貧困、病気、災害、争い」など厳しい状況で生きている人達がいて、その厳しい状況で「スポーツ」を楽しむ余裕もなく、生きる事で必死な方たちもいます。
貧困で辛い状況の方達に、「スポーツを楽しみませんか?」というのもおかしな話です。それよりも、食で栄養を補給できるようなサポートの方が的を得てると思います。
それぞれの状況を理解しながら、「スポーツ」の「力」で何ができるのかを考えないと、逆にその状況を悪化させることにもなると思います。
良かれと思ってした事が、必ずしも正解だとは限らないわけで、正解の種類はいくつもあると思います。
だからと言って100%の正解を、探していると中々、行動に移せません。
逆に、不正解は何か?と考えると別の角度から、何ができるか?が見えるかも?と思いました。
これまで、何ができるか?と考えながら、ボランティアなどを行ったりしてきましたが、厳しい状況にある人達に支援をしてきたわけではありません。
これまでしてきたボランティアは、Jr.チームの指導や、小さなスポーツイベント、スポーツ救護のサポートなどです。
普段、仕事として活動している内容を無償で提供したり、手伝ったりと言うことをしてきました。
スポーツとは、関係ないボランティア活動も行なってきました。
ただ、こちらから積極的に行くと言うより、声がかかって手伝いをする程度です。
なので、相手側の声に応えるという形が多かったので、サポートもスムーズにできました。
ただ、このような活動をしていくためには課題もあります。
継続性です。
どうしても、無償でサポートをするためには、金銭や時間のコストがかかります。
だからと言って、料金を頂戴するのも違います。
そうではなく、コストをかけても、何かで回収できるようにすれば、継続する事ができるはずです。
そこで、何で回収するかと考えた時に「データ」で回収すればいいのでは?と思いました。
データで回収するとは?
僕ら、J-SPOの場合は、「フィジカルテスト」でサポートをする事ができます。
フィジカルテストとは、簡単にいうと体力測定です。
J-SPO独自の体力測定基準があって、それを提供することができると思いました。
体力測定でサポートはいらないんじゃない?と思う方多いと思います。
確かに、サポートとは言えません。
ただ、今できるところに、求めているところに、フィジカルテストをして行こうと考えています。
具体的には、小学生などのクラブチームや、アスリートへです。
今、コロナでスポーツ関連のイベントも殆どなく、自分の運動能力や競技レベルを他者と比較する機会が少なくなっています。
選手達のモチベーションにも影響しています。
練習は、再開しているが、コロナの影響で大会などは殆どが中止になったり、延期になったりしています。
チームの監督さんからも、残念な声が届きます。
そんな中で、実はテスト的に、去年あるサッカーチームにイベントを主催した事があります。
同じグラウンドに、チームが集まって試合はできない状況だったので、別の方法で競技をする事にしました。
「チーム」対「チーム」ではなく、チーム内での勝負です。
同じチーム内で、競うリフティング大会を行いました。
「バーチャルリフティング選手権」と題して、2チームに別々で、チーム内ランキングを開催。
実際のリフティング大会⬇︎
競技は2種類行いました。
1つ目は1分間で何回リフティングをできるか?回数を競います。
2つ目はリフティングのテクニックを競います。
1つ目の1分間リフティングは、選手全員のリフティングを、1分間の動画に納めて、スローなどで確認しながら、一つずつ回数を確認して、多い順に、ランキングを決めました。
そして、その動画をランキング順に編集して、YouTubeで公開。
そこで、チームの皆さんや保護者の方達に見てもらう形にしました。
2つ目が、リフティングのテクニックを競う競技です。
こちらも、約30秒〜1分程度、選手の得意なテクニカルな、リフティングを披露してもらい、それを動画に納めました。
テクニカルの場合、どのリフティングが素晴らしいか、ランキング付けをしないといけません。
そこで、テクニカルのランキングは、Facebookの『いいね!』の数で決める事にしました。
こちらは、事前に投票の協力を告知しておいて、「J-SPOのFacebookページ」に選手一人ひとりの動画を10日間ほどアップして、どのリフティングが「いい?」かを観戦者に決めて頂きました。
そして、「いいね!」の数が多い順にランキング動画を作成し、こちらもYouTubeで公開。
実際のテクニカルリフティング大会⬇︎
投票にご協力して頂いた皆さまありがとうございました!
チーム内の小さなイベントでしたが、皆さんすごく喜んでもらえて、嬉しかったです。
僕個人的に、嬉しかった事は、今回2チームに、「リフティング選手権」をしたんですけど、子供達が、ランキングで上位に入るために、リフティングの練習を自主的に行った姿を見た時でした。
リフティング動画でランキング付けをする事を知った子供達が、全員一斉に、『わーっと」リフティングの練習を始めた姿には感動しました。
大会がなくなり、日頃の練習の成果を発揮する場がなくっている中で、目の前に課せられた、課題に向かって練習する姿は、本当に憂しかったです。
今回、高学年の子供達限定の参加でしたが、チームの監督から、今度は低学年の子供達に開催して欲しいと言われました。
また、このような形のサポートであれば、データを収集する事ができます。
学年別のリフティングの平均回数や、テクニカルなリフティングをする選手は、サッカーの試合にも必要な能力なのか?とか、色々検証する事ができます。
そのようなデータで、サッカーにあったトレーニングプログラムも作成できるだろうし、J-SPOとしてもデータを得る事で、仕事を生み出せます。
仕事に活かす事ができれば、継続してこのようなサポートをしていけるのではと思いました。
今回、初めての試みでしたが、スポーツの「力」に気付かされた、小さなイベントでした。