おはようございます。
今回は、久しぶりにスポーツトレーナーらしい記事を書いてみようと思います。
タイトルは、「ダイエット時のトレーナーの役割」です。
その前に、ダイエットについて、共通認識を設定した方が伝わりやすいと思うので、手短に説明します。
今回は「ダイエット=痩せる」と言う意味でダイエットと言う言葉を使います。
ダイエットは痩せる「事」を表す代表的な言葉ですが、本来のダイエットの意味は少し違ってて。
ざっくり言うと「美容や健康維持のために食事の量や質を制限すること」への意味の方が近いです。
健康的な意味が多く含まれています。
なので、痩せても美容や、健康に繋がらないダイエットは、ただの減量になります。
でも、減量も含めて「ダイエット」が広く浸透しているので、「ダイエット=痩せる」と言う意味で、今回は進めます。
まず、パーソナルトレーナーの役割についてです。
「ダイエットをする皆さんはトレーナーをうまく活用した方がいいですよ」という説明からさせてください。
パーソナルトレーナーをつける事自体は、すごくいい事だと思います。
トレーナーがついてダイエットの指導を受ければ、大体痩せます。
その理由を2つに絞ると。
①本人が頑張った。
②トレーナーの的確なプログラムが役に立った。
この2つがうまく行けば、大体痩せます。
痩せる側もお金を払って努力をした甲斐があります。
問題はその先です。
パーソナルトレーナーがついている時は、順調に痩せて行きますが、パーソナルトレーニングを卒業した後に、リバウンドを起こす方が結構います。
そして、またパーソナルトレーナーに依頼する。
そしたら、また痩せる。
パーソナルトレーニング卒業 → リバウンド。
この、繰返しです。
他の事に例えると、不眠症の人が、睡眠薬を止めると、また眠れなくなる。
つまり、自力ではコントロールできていない状態です。
もちろん、全ての方が当てはまるわけではありませんが、僕の周りでも10年以上ダイエットをしている人がいます。
皆さんの周りにも年中ダイエットをしている人がいると思います。
結果、健康であれば成功だと思います。
ここから、もう少し深堀りして行きます。
他動的なのか?自動的なのか?についてです。
トレーニング用語で「他動的」「自動的」と言う言葉がよく使われます。
この用語は、関節可動域チェックで「他動的ロム」「自動的ロム」などにも使われます。
関節の可動域については、別の記事で深く説明しますので、話を戻します。
ここで言う「他動的」とは、受け身で「他」の人の力がないとコントロールできないと言う事です。
つまり、パーソナルトレーナーがついていないとトレーニングをしない人の事です。
逆に「自動的」とは、トレーナーがいなくても自分の力でトレーニングをする人です。
パーソナルトレーナーがついているから頑張れる人もいます。
ある意味、パーソナルトレーナーは励ます事も仕事です。
なので、家で出来るような簡単なトレーニングでも、一人では「やる気が出ない」と言う人にとってはすごく助かると思います。
一方、パーソナルトレーナーをつける事で、正しいトレーニングを身につけて、家で一人でもトレーニング出来る人もいます。
家でなくても、一人でジムでトレーニングしたりもします。
先程、睡眠薬の例を出しましたが、病気で一生飲み続けないと行けない人は別ですが、症状がよくなって睡眠薬を卒業したのに、自身の生活習慣が悪くて、結局眠れない状態だと、睡眠薬を卒業した意味がありません。
また、処方されるか、ドクターからは生活習慣を見直してくださいとなります。
まとめて本題に入ります。
ダイエット時のトレーナーの役割は、ダイエットに良いプログラムをパーソナルトレーニングの時に教える事です。つまり、ダイエット法を学ぶ期間限定のアカデミーに通っているのと同じです。
「他動的」な受け身だと、またリバウンドした時にパーソナルトレーナーのダイエットへ入学します。そちらの方が向いている方もいるので、それはそれで、いいと思いますが、せっかくなので、ダイエット法を習得した方がいいです。
また、再指導を受けるにもしても、次のステップのために受ける方がよくないでしょうか?
例えば、ダイエットに成功したので、「今度はマラソン大会で完走できる体を目指す」とか。
トレーナー側としても、お客様がステップアップして行く姿は嬉しいです。
パーソナルトレーナーを「励ます人」としての利用だけでは、勿体無いです。
うまく活用して、自主トレに活かしてもらえると嬉しいです。
「ダイエット時のトレーナーの役割」と言うタイトルで、パーソナルトレーニングの効果的な活用方法をお伝えしました。
以上です。
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