スポーツが遊びではなくなる日。
おはようございます。
人はいつから「スポーツ」を「遊び」のように、楽しめなくなるのかな?と、ふと気になったので、書いてみたいと思います。
こちらでも、何度か「スポーツ」と「遊び」について書かせて頂いています。
歴史的には、スポーツは娯楽や遊び、気晴らしなどから始まり、現代のような、立派なスポーツの形になっています。
世界共通のルールが浸透しているスポーツも数多くあります。
ちなみに、2021年現在の世界人気スポーツランキング1位は、「サッカー」だそうです。
(2021年:競技人口は世界第2位2億5000万人)
ビーチでやる、「ビーチサッカー」や「フットサル」などに枝分かれして、大きな競技場がなくても、競技として広まっています。さすが、世界一の人気スポーツです。少し形を変えても人気があります。
サッカーは、人気スポーツ世界一位で、競技人口も世界第2位ですが、日本国内の競技スポーツ人口第一位は、ウォーキングだそうです。ただ、微妙に、統計の取り方は違うと思います。
厳密には「スポーツ競技人口」と「スポーツ人口」でランキングのタイトルが違うので、「サッカーはスポーツ競技人口」
「ウォーキングはスポーツ人口」のランキングです。
いずれにしろ、競技ではなくても「スポーツ人口」でみた場合は、日本国内では、ウォーキング人口が日本一多いようです。
もちろん、多い理由は色々あると思います。
競技ではないので、気軽にできる。道具いらない。雨降りも歩こうと思えば傘をさして歩ける。
年齢、男女関係なく始めることができます。
という、感じで、他のスポーツもそうですが、スポーツへの向き合い方はそれぞれだと思います。
そんなスポーツも始めた頃は、もっと楽しく遊び感覚もあったのに、いつの日からか、競技志向の感覚が強くなり、心に遊ぶ余裕など、なくなる事があったりします。
もちろん、競技志向を否定しているわけではありません。
スポーツへの向き合い方は様々なので。
もし、スポーツで生きているプロの選手が、「遊びでやってます」と軽々しく言ってもなんか違和感があります。
当然、選手の中には、心のバランスを取るために、遊ぶ感覚を持っているかもしれません。
昔、ヤクルトの古田選手が現役時代に、インタビュアーの方に、「古田さんにとって野球は仕事ですか?」「趣味ですか?」と質問されて、秒速で、「仕事です!」答えていたのを覚えています。
その時の僕の感想は、「なんかつまらないなー」と思ったのも覚えています。
今となっては、古田選手の言った言葉に「納得です」
古田選手も子供の頃に、野球を始めた時は、「仕事」としてやっていたわけではなくて、「負けたくない」とか「楽しい」とか「将来はプロ野球選手になりたい」とかが先行していたと思います。
いつの日からか、仕事として意識するようになり、決して「遊び」とは言えなくなったと思います。
最近、イチロー選手が引退してからは、テレビやYouTubeで見かける事が多くなったのですが、ちょうど、草野球をした時の様子がテレビでやっていて、その時のイチロー選手の笑顔が忘れられません。
あんなに、楽しそうなイチロー選手を、僕は初めてみました。
イチロー選手本人がどうだったかは分かりませんが、そういう目線で僕はイチロー選手をみたかっのかもしれません。
これは、スポーツだけではなく、他の事にも当てはまる事だと思いました。
「好きな仕事がしたい」とか「趣味で生きていきたい」とか良く聞きます。
古田選手の言葉や、最近のイチロー選手の姿はすごくヒントになるんじゃないかなと思いました。
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